コレだけは理解しておきたい！更年期障害の原因と対策

更年期障害とは

更年期障害の原因

一言で説明するならホルモンバランスの乱れが更年期障害の原因と言えます。そして大きく関与しているのが閉経で、日本人女性の場合は平均して50歳前後に閉経がきます。

そして45歳から55歳の時期を更年期と言います。この更年期には卵巣の働きが低下して卵巣で分泌される女性ホルモンが減少することでホルモンバランスが乱れて心身共に様々な症状が起こります。

更年期障害の症状

更年期障害の症状として代表的なモノはホットフラッシュと言われるのぼせ、ほてりです。いきなり体が熱くなり、汗が止まらないなどの症状が見られます。他にもエストロゲンの減少による自律神経の乱れが原因で肩こりに悩まされる人もいます。

あと脳の血管壁の収縮が原因の頭痛、眩暈、耳鳴りなどの症状も起こります。そんな身体的な症状以外にもイライラ、うつなどの精神的な症状、またそれが原因で不眠になるケースも少なくありません。

更年期障害の対策

生活習慣の改善

自分で出来る対策として真っ先に行って欲しいのが生活習慣の改善です。偏った食生活、睡眠不足の人は更年期障害による影響が大きいので規則正しい生活をすることで生体リズムを整え自律神経のバランスを正常化することが出来ます。偏食は止めて栄養バランスのいい食事をするように心がけて下さい。

食生活の改善の他にもウォーキングやジョギングといった有酸素運動をすることをお勧めします。有酸素運動は自律神経のバランスを整える働きが期待できます。さらに呼吸器系、循環器系の機能を高める効果もある上に適度に運動をすることにより質のいい睡眠を得ることが出来ます。

ストレスと上手に付き合う

更年期障害の症状としてイライラ、うつ状態を挙げることが出来ます。またほてり、肩こりといった身体的な症状から何かをする気力が湧かないといったケースもあります。

これまで普通に出来ていたことが出来なくなることでストレスを感じる人も多いのですが、更年期障害は誰にでも起こることなので神経質にならず、ストレスを溜めないように心がけましょう。体の調子が悪い時は無理をしないで体を休めて、上手に更年期障害と付き合うことが重要です。

更年期障害対策サプリ

• 大豆イソフラボン

更年期障害の原因は閉経により女性ホルモンのエストロゲンが一気に減少しホルモンバランスが乱れてしまうことだと言えます。だから女性ホルモンとよく似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで眩暈、ホットフラッシュの症状を緩和することが出来ます。大豆イソフラボンは豆腐、豆乳、味噌といった大豆製品に多く含まれていますが、食品からの摂取が難しい場合はサプリメントが有効です。

• ポリフェノール

亜麻リグナンは亜麻の種子に含まれているポリフェノールの一種で、イソフラボンと同じく女性ホルモンと似た働きがあります。だからポリフェノールを摂取することでホットフラッシュといった更年期障害の症状を改善、予防することが出来ます。他にもぶどう種子ポリフェノールは老化の原因である活性酸素を除去する働きがあるので更年期障害の症状だけではなくアンチエイジング効果も期待できます。

• ビタミン

特に摂取して欲しいのがビタミンB1とビタミンDです。ビタミンB1は脳神経を正常化する働きがあるので更年期障害からくるストレス対策に有効と言えます。またにんにくに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収率を高める効果があるのでビタミンB1とアリシンを一緒に摂取するといいでしょう。

更年期にはエストロゲンが減少するので骨量が低下し骨粗しょう症になるリスクが高まります。なのでカルシウムを摂取することが大切と言えますし、さらにビタミンDにはカルシウムの吸収率を高める効果があるのでカルシウムとビタミンDを一緒に摂取することをお勧めします。