薬がムリならサプリで解決！更年期のためのホルモン療法！

更年期はホルモンバランスの解決が最優先

女性ホルモンとの関係

更年期は、女性の卵巣の機能が老化によって衰えていく時期のことを意味します。更年期が終わると、その女性の卵巣機能は自然と停止しますので、この時期には女性のホルモンバランスが不安定になる可能性が高くなります。

更年期は、一般的な年齢ならば45歳から55歳前後になることが多く、女性ホルモンの低下によって普通の生活を送っていく上でも大きな支障が生じる危険性があります。一般的にこの症状のことを更年期障害と言い、酷い症状の時には病院に行って治療を受けなくてはいけません。

・ホルモン補充療法

更年期障害は、ホルモンバランスの中でも特に女性ホルモンに関して気を付けなくてはならない症状に違いありません。そのため、女性ホルモンを補充して症状を軽くするためにホルモン療法を行うことが一般的な治療法になります。

こうしたホルモン補充療法では、女性ホルモンであるエストロゲンを投与することによって、女性ホルモンの最低限のバランスを整えることを目指します。女性ホルモンの急激な減少は更年期障害になる確率が高くなるので、ホルモンを補充することによって更年期による急激な女性ホルモンの減少を避けます。

こうすることによって。生活に支障が生じない程度に身体を回復させることができるようになります。女性ホルモンは、閉経をすると必ずその分泌量が少なくなりますので、更年期と言うのはそうした分泌量が少なくなる身体への適合期であるとも言えます。

ただ、その適合期の負担は個々人によってかなり異なりますので、あまりに酷いときにはホルモンを補充して身体に対する負担を緩やかにしなくてはいけません。

ホルモン補充療法にある三つの種類

ホルモン補充療法には、患者の身体の状況に応じて三つのタイプの薬が用意されています。

• 飲み薬
• 貼り薬
• 塗り薬

一般的に知られている薬は飲み薬ですが、ホルモンを補充するだけならば貼り薬や塗り薬でも効果を発揮できます。エストロゲンは、血中に取り込めばそれで効果を発揮することが可能ですので、飲み薬にアレルギーのような反応を持っている人に対しては、皮膚からエストロゲンを取り込むという方法が用意されています。

ホルモンを補充するという目的ではどの方法を利用しても同じであるため、患者の身体に最も合った方法を選択することが重要です。

副作用が気になる人の対策

薬で根本的な解決を図ることが可能な更年期障害ですが、一つだけ気を付けておくデメリットがあります。それは、ホルモン補充療法に伴う副作用です。エストロゲンは女性ホルモンであるため、そのまま投与しても女性に対して悪い影響を与えるものではありません。

しかし、基本的に人間の身体は正しいホルモンバランスによって成り立っていますので、バランスを欠いたホルモンを一方的に投与し続けると薬によって副作用が生じてしまう可能性が出てきます。特に、エストロゲンの場合には子宮からの出血やがんの可能性を向上させるリスクがあることも分かっています。

そのため、不必要な連続投与は避けなくてはいけません。そこで、どうしても薬でホルモンを補充したくない人はサプリメントを利用するという手段があります。更年期への対策はホルモンバランスの回復にありますので、サプリメントでエストロゲンと効果の似た栄養を補充すると、それによって身体の状態を回復させる手助けになります。

特に、サプリメントによる更年期対策の製品は豊富なので、自身に合ったものを探せる可能性が高いです。例えば、エストロゲンに似た栄養を含んでいる大豆にアレルギーがある人であっても、漢方の成分を用いたサプリメントの対策ができますので薬が苦手な人はこうした方法で代用すると良いでしょう。